AI生成イラストが話題化していますが、「絵を描く人向けのAI補助ツール」は中々登場していませんでした。
今回、新しく公開された線画補助AIツール(ブラウザ動作)である「sketch2lineart」を紹介いたします。
ラフ・下書きを線画にするAIイラスト補助ツール「sketch2lineart」とは?
「sketch2lineart」とは、その名の通りスケッチ(ラフ)状態のイラストを、綺麗に整え線画として出力するAIツールです。
AIクリエイターとして発信されている「とりにく」さんによりAIプラットフォーム「Hugging Face」上で公開されました。
こちらのアプリ、所謂「無断学習」されたモデルをベースに使用しております。
https://note.com/tori29umai/n/n9d80869570a7
現状、生成AIの学習および使用は問題ございませんが、 心情・スタンス的に避けたい方は避けて下さい。
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AI線画ツール「sketch2lineart」の使い方
②「prompt_analysis」を押すことで、アップロードしたラフ画像の内容を読み取り、③に自動でプロンプトが入力されます。必要に応じてプロンプトとネガティブプロンプトを修正します。
④「Lineart_fidelity」は元のラフの強度を設定できます。0.5~1.25まで設定することが出来、数値が大きくなるほど元のラフに忠実になります。
各種設定が出来たら⑤「generate」押すと生成が始まります。
30秒ほど待つと、右側の「output_image」欄に出力した画像が表示されます。
AI線画ツール「sketch2lineart」を実際に使ってみた結果
実際に、ラフイラストを読み込ませて出力した結果がこちらです。
Lineart_fidelity0.7では、元のラフが結構雑な線の為、大ラフ→ラフになったような感じです。
Lineart_fidelity0.5では、線画として使えそうなレベルまでになりました。服のしわなどの書き込みも追加されています。しかし、元の絵柄の要素は薄くなっているようにも思えます。
いずれも、人間の手による調整を考えると、線として綺麗に整えられており十分な性能であると感じました。
AI線画ツール「sketch2lineart」の活用方法は?
活用方法①:ラフ→線画に変換で作業効率化
イラストを描く人にとって、線画の工程は中々時間が掛かる作業です。このツールを活用することにより、従来の制作時間の大幅短縮に繋がります。
活用方法②:大ラフ→ラフレベルに
イラスト制作する際に、様々な構図を試したいという場合があると思います。その際に、こちらのツールで大ラフ→ラフレベルにする事で完成図を掴むための手立てにする事も可能です。
活用方法③:写真→線画に
自分で撮影した写真をこちらのアプリにアップロードし線画化することで、漫画などの背景として使用する等。
ラフから線画に変換する、AIイラスト補助ツール「sketch2lineart」まとめ
当記事がご参考になりましたら幸いです。